庶務主事のお仕事3(庶務主事)

今回は庶務主事のお仕事3です。前回は曹洞宗及び曹洞宗のお坊さんのことについて簡単にお話させていただきました。

さて、今回からは、曹洞宗のお坊さんになるための修行について、段階ごとに詳しくお話しいたします。

曹洞宗のお坊さんになるための第一修行は「得度」といいます。前回、曹洞宗には「宗制」(しゅうせい)というきまりごとがあり、その宗制において「僧侶(お坊さん)とは、得度(とくど)を受けて僧籍(そうせき)に編入された者」{僧籍とは曹洞宗僧侶としての戸籍のようなもの}をいいます。とお話ししました。「得度」は、10歳から受けることができ、正式な作法を通して、僧侶に相応しい姿となることによって、仏のみ教えを信じ、仏の徳を身に具えることを意味します。「得度」を受ける方を「発心の人」と呼びます。これは、「仏道への志」を発した人の呼称であり、念願叶って得度される方の気持ちを汲んだ表現です。「得度式」とは、師匠(受業師・じゅごうし)によって、髪を剃り落としていただき、衣(ころも)、袈裟(けさ)、坐具(お拝をする仏具)、応量器(食器、鉢盂・ほう)などの、僧侶が僧侶として生きていくために必要な最低限のものをいただきます。そして、更にお釈迦さま以来、歴代の祖師たちがひとえに伝えてきた「戒法」(守るべき行い)と「血脈」(仏様の弟子としての証明書)とを受けて、正式に僧侶の仲間入りをするのです。曹洞宗では特に、道元禅師や瑩山禅師が撰述された、『出家略作法』を重んじて儀式を行っています。

次回は次の段階「立身」のお話をいたします。

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