有り余る食べ物・・・大切に食しよう(所長)

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 梅の花も咲揃い、桜の蕾も春を告げる準備をしています。
 陽の暖かい春が楽しみですね。先日ある所をドライブしていたら、桜の種類は分りませんがすでに咲いていました。
 「花より団子」と言いますが、花も良いし食べ物も良い季節ですね。
 『おいしいものを食べるより、おいしくいただこう・・・ごちそうさま』と私の寺の掲示板に掲示しました。
 これは板橋興宗大本山總持寺元禅師様(現在御誕生寺住職)が、昨年のカレンダーに載せておられたものを利用させていただいたものです。

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 現在日本では食物は豊富に有り、何を食べたら良いかも分らないぐらいです。贅沢な話です。ある国では食料も無く、この世に生まれても餓死していく子供がたくさんいます。
 私も会食する機会が多いのですが、御馳走の出るものを残さずいただくのが一番良いのですが、つい残してしまいます。申し訳ないと思うのですがもったいない事です。
 食をすることができない子供たちに分けることが出来れば一番良いのですが・・・・。
 自宅では、何時も妻が今日は何にしようかと考えながら、食事の準備をしています。私は残さず美味しく食べることしか出来ませんが常に感謝はしています。
 現在外食産業が発展し多くの人が利用しています。しかし、出された半分ぐらいは残飯として処理されているようです。
 ミツバチは花の蜜を摂りますが、花の色や香りまでは取りません。節度を守って生きているのです。百獣の王ライオンでさえ食が満たされれば無駄な猟はしません。
 悲しいかな・・・人間だけは。
 何かの機関紙の表紙に書いて有りました。
 「つくる人の笑顔 食べる人の笑顔」
 お互いの笑顔を浮かべながら食をいたしましょう。(所長 青木壯文)

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