より良い(若槻書記)

 オリンピックも無事終わり山陰両県はコロナも落ち着いてきたように思います。年の初めは「今年はいったいどうなるんだろう」と不安に思っていましたが何とか安穏に過ごすことができました。オミクロン株の心配はありますが、来年はより良い年になるといいなと願うばかりです。

 

趣味の話です

 今年の漢字「金」が発表されたが、日本のクライミング勢はオリンピックで金メダルを獲得出来なかった。

 女子クライマーは正直ヤンヤ・ガンブレットが強すぎたので金は無理だろうと予想していたが日本勢が銀と銅をとれたことは本当に良い結果だったと思う。東京オリンピックの大会をもって引退を表明していた野口啓代選手が銅メダルをとって有終の美を飾れたことにはとても感動した。

 男子勢は楢崎選手が非常に惜しかった。三種目の複合点で順位が決まるという難解なルールによって競われた今大会、一種目目のスピードでスリップにより順位を落とした事が最後まで響いたように思う。四位という結果も十分にすごいが、クライミング初のオリンピックという大舞台でメダルを獲ってほしかった。

 現在発表されている2024パリ五輪に続き、2028ロサンゼルス五輪でもスポーツクライミング実施が発表された。7年後にどんな選手が活躍するかは全然想像がつかないが、日本勢が再びメダルを獲得できるよう応援するばかりである。

 かという私は9月に32才の誕生日を迎える際、人生最高体重を記録してしまった。正座に響く現状を何とかしなければと目標を定め、減量を開始。一週間ほど前に7㎏減を達成した。半年ぐらいかかるだろうかと予想していたが3か月で済むとは思わなかった。よくよく考えれば10年前はもっと軽かったと思うと老いとは怖いものである。オリンピックの後に若い頃を思い出してスケートボードに乗り、転んでケガをした世のお父さんがたくさんいたという笑い話がある。私はこのニュースを「気持ちだけ若いままで無理してはいけない、現状を正しく見て受け止めよ」という戒めだと感じた。八正道のようなことを言うつもりはなかったのが、様ざまな事に通ずる仏教ってすごいなと軽く法悦する。

 ところで私は筋肉系ユーチューバーの動画を好きでよく観るのだが、彼らの多くは「筋トレをはじめて人生が変わった」という。減量中何度もなるほどと思った。食事と運動を見直した一日のメニューを達成する度に「明日はもっと良くなっている」と希望がもてる。仕事との兼ね合いでできない日もあったけれど充実した3か月だった。次はどんな目標を立てようか。

 

来年が楽しみです。

(書記 若槻哲成)

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