庶務主事のお仕事2(庶務主事)

今回は庶務主事のお仕事2です。前回は全般的なお話をさせていただきましたが、今回からは曹洞宗及び曹洞宗のお坊さんのことについてお話させていただきます。

さて、曹洞宗のお坊さんになるためにはいくつかの修行の段階と儀式を行わなければなりません。得度、立身、伝法、転衣、瑞世、結制安居(建法幢)の五つです。曹洞宗には「宗制」(しゅうせい)というきまりごとがあり、その宗制において「僧侶(お坊さん)とは、得度(とくど)を受けて僧籍(そうせき)に編入された者」{僧籍とは曹洞宗僧侶としての戸籍のようなもの}をいい、「教師(きょうし)とは、僧侶で一定の資格を具備する者」をいう。とあります。

「僧侶」には「法階」(ほうかい)という段階が設けられていて、上座(じょうざ)座元(ざげん)和尚(おしょう)大和尚(だいおしょう)の五つがあります。

「教師」については、検定または選考によって補任されるもので、「教師」の「僧階」(そうかい){教師の資格の段階}には大教正、権大教正、大教師、権大教師、正教師、一等教師、二等教師、三等教師、また別に教師補として、一等教師補、二等教師補、があります。

次回からは僧侶の修行の段階のおはなしをしていきます。

 

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