印珠寺(いんじゅじ)
教区 | 第一教区 |
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住職名 | 楫野光伸 |
本尊 | 延命地蔵尊 |
住所 | 〒692−0065 安来市岩舟町224 |
電話番号 | 0854−28−6408 |
FAX番号 | 0854−28−6408 |
各種講座 |
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墓地の募集 | あり |
年中行事 | 4月24日 春の会式 10月24日 秋の会式 |
沿革と縁起 | 【地蔵尊伝説】 昔々、岩の舟に乗ったお地蔵さまが、岩舟町大門口にある框の木の下に姿を現され、人々をお救いになったと語りつがれており、岩舟町の地名もここから起こったと思われます。明治末期頃まで、この付近一帯が、舟の森と呼ばれる森林となっていましたが、開墾され田畑となり、今は框の木が残っているだけです。 この框の木は、実の特色から鼻ぐり框といわれ、この実をご祈念のお守りとして授与しています。 【印珠寺と坊舎】 中世には、岩舟地内に印珠坊、本田坊、等覚坊、金蔵坊、廻坊、本坊などの坊舎が建ち並び、信仰の場として、尼子の祈願所としても賑わっていましたが、尼子と毛利の戦火に坊舎はことごとく焼失したと伝えられています。今は、周囲の地名や地形から当時を想像することができます。 270年ほど前に開山大通慧達大和尚が寺の復興を発願され、印珠坊の名をとって印珠寺とし、寺碑が建立されました。その意志を継いだ3世証道不染大和尚が、明和5(1768)年に十方信者の浄財を得て現在の地に本堂を建立。現在の本堂は明治36(1768)年13世祖山泉学大和尚の代に再建されたものです。 【延命地蔵尊】 中世には仁王門の上の台地に延命堂と呼ばれる堂宇があり、鎌倉時代の仏師、安阿弥快慶が一刀三礼精魂込めて彫り上げた延命地蔵尊が安置されていましたが、本堂の建立と同時に印珠寺の本尊仏として祀られ、以来「岩舟の地蔵さん」と呼ばれ信仰されて来ています。 寛永6(1629)年には、江戸・川口の善光寺で出開帳が営まれ、多くの方々のお参りがあって浄財も集まり、本尊さんの厨子や100階の石段などがつくられました。 延命地蔵尊は、願王尊ともいわれ、重苦を代わって受け、救って下さる菩薩さまで、祷祈すれば感応を蒙ることで知られています。 【諷誦回向】 天保5(1835)年に藩の許可を得て毎年4月と10月の24日には諷誦会式を修行しています。宗派を問わず申込により、新亡や年回あるいは先祖代々菩提のための追善の法供養を修行しています。 |
その他 | 塔はないが、永代供養の受付はしています。 |