年頭に当たって

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 新年明けましておめでとうございます。
 皆様のご隆昌とご健勝をご祈念申し上げます。
 浅学菲才をも顧みず、宗務所長を拝命いたし、皆様のご支援ご鞭撻を得ながらなんとか一年が経ちました。
 昨年は大本山總持寺に於いて、二祖峨山禅師の六百五十年大遠忌の正当の年でありました。六月には準法要が行われ、私も焼香師として拝登させて頂きました。そして、十月二十日の正当法要にも随喜させて頂きました。このような時に所長を務めさせて頂いたことを大変ありがたく思っています。
 これも偏に管内諸老師方のご支援の賜物と感謝いたしております。
 少子高齢化により自治体が消滅していくという寂しいような報道がされていますが、その波は現実に押し寄せてきています。
 先日、ある福祉協議会の大会があり、そこへ参加してみました。学校・幼稚園等々、合併をしていかなければ運営が難しいとのこと。寂しい限りであります。
 とすると、寺院運営にも波は押し寄せてくることは間違いなさそうです。
 現実として受け止め、諸老師・檀信徒の皆様と共に英知を絞り、ご協力を得ながら、その対策を練り上げて行かなくてはなりません。
 次に、宗務所の業務も年々増加し、業務に支障が生じ、職員全員で努力をしていますが、皆様にご迷惑をお掛けしていることがあろうかと存じます。何卒ご理解を頂きますようよろしくお願い申し上げます。
 皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ挨拶とさせていただきます。

曹洞宗島根県第二宗務所 所長 青木 壯文

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