「大好評、お寺de○○シリーズ!」(佐野書記)

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 第八教区奥出雲町八川・高禅寺住職、佐野晃孝です。今年度より宗務所の書記を拝命し、毎週火・金曜日に宗務所に出所しています。どうぞよろしくお願いします。

 さて、私のお寺では“お寺de○○”シリーズという企画を展開しています。シリーズのはじまりは、“お寺deフレンチ”でした。この企画は、奥出雲町横田のフレンチレストラン店‘ビストロ・ソラ’の出張ランチを高禅寺で行うというものでした。第一回目は、今から三年前の平成二十五年十一月でした。高禅寺は、JR木次線八川駅の真正面に位置しています。ステキな景色、ステキな料理、ステキなお寺とステキな住職(?)を堪能していただくという「おもい」からこのシリーズは、始まりました。

 しかし、実際に行ってみると様々な課題に直面しました。まず、ステキな景色をお客さんに堪能していただくはずでしたが、十一月の八川は寒くて窓を開けて外の景色を見るということはできませんでした。さらにステキな料理ですが、料理は素晴らしかったのですが、皿やオーブンの運搬が大変でした。そしてステキなお寺。お寺には何の問題もなかったと思いますが、十一月の高禅寺には招かれざる客、カメムシさんが大挙、来山されて対応に苦心しました。ステキな住職というのもかなり疑問でした。お寺を知って頂こうという「おもい」で過剰な説明をしたことによって、食事に集中できなかったというご意見も頂きました。このように、お寺に来られた方には、不満の残る第一回目の“お寺deフレンチ”でした。

 しかし、お寺に来られる方々の「おもい」に応えて喜んでいただくことが、“お寺de○○”シリーズの原点です。今年は“お寺deピラティス”、“お寺deコンサート”そして“お寺deランチ”を二度開催しました。お寺から様々な「おもい」を発信して皆さんの「おもい」に応えること、それが高禅寺の「おもい」です。お寺に何ができるのか?お寺と皆さんとが「おもいおもわれ」、「おもっていたのと違う」ということがないように、しかしながら、「おもいもしないこと」を実現することを目指しています。

 今年の九月に再度、“お寺deフレンチ”を開催しようとおもっています。“大好評、お寺deフレンチ!”となり、来られた方にとってステキな「おもいde」となるように様々な「おもい」を日々、巡らしています。(書記 佐野晃孝)

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