やっと異常気象も落ち着いてきたでしょうか。朝夕過ごしやすくなってきました。
当山では毎年8月23日地蔵祭りを行っていますが、去年に引き続き夜7時30分から読経後、8時より地方の女性歌手による歌謡ショウを行いました。始まった最初頃は人も少なく心配していたが、時間が経つにつれて人も多くなり賑わってきて一安心したところです。歌謡ショウの途中で、女性歌手とのデユエットする場面があり、地元の若い男性(30代後半)が手を挙げて舞台へと駆け上がりました。
歌い終わって自己紹介されたときに「地元をもっと活性化したい」と言ってくれた。
とても嬉しく感じて、思わず私一人が拍手していたのです。
この男性は数年前に当町に家を建て、親子で引っ越して来たのです。地区によっては過疎化現象にある中、当町はその傾向はなく人口も多少ずつではあるが増える傾向にあります。
しかし、人口が増えても都会化し、人の繋がりは。希薄化してきています。その中で前述の言葉は大変に嬉しかった。地蔵祭り実行委員の皆さんと共に町内を盛り上げられるような内容にしていきたいと夢が膨らみました。
祭りの翌日に庭掃除をしていると、幼い可愛い女の子が2人やって来ました。最近では子供の声もあまり聞かれない時に、庭の入り口で「こんにちは」とあいさつをして、お地蔵様に向かって可愛い手を合わせていたのです。するとやがて私の方に歩み寄って来て10分位話しかけてくれたのです。
前日の地蔵祭りの話や、学校の話等々を話してくれました。
久しぶりに近所の子供と会話が出来てとても気分の良い日になり、夕食の時にはその女の子との会話の内容で妻との話が弾みました。
今年の地蔵祭りは収穫の多い祭りになったような気分です。
(所長 青木壯文)