テレビを見て思うこと(西古人権擁護推進主事)

 皆さんはどんなテレビ番組を見ていますか?
 私は、小学高学年の頃からほぼ欠かさず見ている番組があります。それはNHK大河ドラマです。毎週日曜20時からの45分間は歴史好きの私にとって楽しみな時間の1つなのです。一週間の生活リズムに取り込まれたと言っても過言ではない大切な時間です。

 さて、昨今とあるテレビ番組を見ていて思うことがあるのです。
 それは【激辛番組】です。
 激辛料理を「わぁー」「つらい」「もう無理」と言った言葉を言いながら食べている姿を見ていると私は何とも不快になりチャンネルを変えてしまいます。中には「美味しい」と言いながら食べる人もいますが、大半は苦しそうに食べている姿です。
 食事は、「つらい」と言ったり苦しそうに食べたりするものではないと思うのです。食べている人の苦悶の姿が面白いようなのですが、これは食材に対しても調理した人に対しても非常に失礼な態度だと私は感じるのです。
 SDGsの中に、「飢餓をゼロに」という目標もあります。激辛料理、つらくて食べ残す様子も頻繁に拝見します。食べたくても食べることが十分にできない人は世界に沢山います。そういったことも意識できれば、面白半分に激辛料理を「わぁー」「つらい」「もう無理」と言って食べる姿を放送しなくても良いと思うのです。激辛料理を美味しく頂く姿を放送する風潮が増えれば良いのになと感じる昨今です。


(人権擁護推進主事 西古孝志)

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