年頭のご挨拶
曹洞宗島根県第二宗務所 所長
第八教区弘安寺住職 岩田𣳾成
新春を迎え管内ご寺院、檀信徒の皆様のご多幸とご健勝を祈念致しますとともに、宗務所行政にご理解ご協力頂きましたこと厚く御礼申し上げます。
昨年は、新年早々能登半島を中心に大地震が発災し重ねて集中豪雨により大被害を受け
られ、島根県内外でも豪雨による被害が多発しました。謹んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。
この間、全国曹洞宗青年会を中心に各県曹青会、いずも曹洞宗青年会の現地における支援活動に対しあらためて敬意を表します。
いずも曹青支援活動の報告会を行った時には、復興程遠い被害状況、細心の注意を払いながらの活動、長期的な支援が必要等の話の中で、身近で、また自らが被災した場合にどう対応して行くのか示唆に富んだ内容でありました。
さて、昨年は大本山總持寺開山瑩山禅師七〇〇回大遠忌正當の年に当り、本山においては半年に亘り慶讃法要が行われ、宗務所においても三団の焼香師団参、梅花奉詠大会にても大遠忌法要を行い、法縁に恵まれた中、報恩行を勤める事が出来た年でありました。
檀信徒の皆様にも遠きご先祖様に思いを寄せて頂けたらと思っております。
宗務所行事も平常に戻りつつある中、諸物価高騰により財政面において緊縮に努めながら運営、行事に取り組んで参りたいと考えているところであります。
引き続き宗務所行政に対し、ご理解とご協力賜りますことお願い申し上げ、年頭のご挨拶と致します。