年頭のご挨拶 (岩田所長)

 謹んで新春のお慶びを申し上げますと共に、管内ご寺院、檀信徒の皆々様のご健勝、ご多幸を祈念申し上げます。

 宗務所役職員新体制となって早々に、中国管区事務、全国宗務所長会事務と繁多な執務でありましたが、宗務所行政、事業に対し格別のご理解ご協力を賜りましたこと篤く感謝申し上げます。引き続き本年もご協力の程お願い申し上げます。

 さて、昨年10月26日には、大本山總持寺開山太祖瑩山紹瑾禅師700回大遠忌中国管区予修法要、併せて中国管区各ご寺院、護持会役員の皆様のお力添い、また檀信徒多数の参加をいただき、無事厳粛裡の内に終了致しましたこと厚く御礼申し上げます。多くの皆様に50年毎の、またとない機会に有難き法縁を結んでいただくことが出来たのではないかと喜んでいるところであります。

 本年は、いよいよ大本山總持寺に於いて、700回大遠忌法要が4月より10月までの期間執り行われる予定であり、第二宗務所より三名の焼香師日程に合わせ三団の随伴本山参拝を計画致しております。

 曹洞宗では、両大本山のご開山、二代目禅師様の50回忌毎に大遠忌を奉修するのが定めとなっております。瑩山禅師様は、お釈迦様から道元禅師様へと受け継がれた仏法を推し進め、多くのお弟子とともに教線を拡大、現在約14500ケ寺の大宗団となり、各寺院が脈々と法灯を受け継ぐ基盤を作られました。偏に瑩山禅師様の御徳によるものであり、難値難遇の大遠忌法要に参列することは、私共の報恩の行であり、この上ない布教教化の機会と考えております。

 千畳敷と称される圧倒的な広さを誇る總持寺大祖堂での法要は、永平寺とは違う雰囲気を味わっていただけるものと存じます。

 是非この機会に、總持寺にご参拝いただき尊き仏縁を結んで下さいますことを願い年頭のご挨拶と致します。

合掌

ページトップに戻る