明けましておめでとうございます。
初春を迎え管内ご寺院の山門鎮静、ご隆盛と檀信徒の皆様の家門繁栄、ご多幸をご祈念申し上げます。
昨年、宗務所長改選により12月10日をもって任期満了を迎えられた青木壯文老師の後任として、所長の大任をお引き受け致すこととなりました。浅学菲才ではありますが、新役職員と共に円滑な宗務所行政、諸課題に取り組んでいく覚悟であります。何卒宜しくお願い申し上げます。
昨年の今年の漢字は2度目の「災」の字が選ばれました。理由は人災も含むようですが「災」を選ばれた多くの皆様は、一年を振り返り連続して発生する自然災害への恐怖心と、心からの見舞いと復興を願いながら選ばれたのでありましょう。災害の度に毎年多くの人がボランティア活動をされていますが、いずも曹青会の会員も猛暑の中、活動をされて来られましたこと、あらためて敬意を表したいと存じます。
島根県でも県中西部を中心に地震、水害で大きな被害が出、出雲部に於いても地震の被害を受けられた寺院もありました。出雲地方は広域的な被害は出ておりませんが、全国の現況を顧みますに、この地においてもいつ起こるとも分からぬ広域災害を想定した緊急連絡網、ネットワーク作り等、新たな検討も必要かと感じているところであります。
宗務所施策の中にも取り入れながら、所会、護持会等で協議出来たらと考えております。
管内の多くの皆様のご意見を頂戴しながら施策、諸課題に取り組んでいく所存であります。更なるご指導、ご協力をお願い申し上げ年頭のご挨拶とさせて頂きます。合掌。
(所長 岩田?成)