昨年11月投稿の、糸賀梅花主事の執務帖「祝いの席の料理」に感化されて私も文章を綴ってみます。
昨年11月上旬は、今までに経験のない『晋山式』のはしごをさせていただくという仏縁を頂戴しました。11月2日は宗淵寺様の晋山式に随喜し、初の法要解説をさせていただきました。様々なアドバイスをいただきながら、緊張しながらも何とかおつとめさせていただきました。法要後すぐに向かったのが、11月2・3日に行われた桐岳寺様の晋山結制です。様々な法要の際、私も典座寮としてお声かけしていただくことが多く、今回も祝いの席の料理を共に調理致しました。
糸賀梅花主事の執務帖にある通り、メニューも豊富そして用意する数も沢山です。途中から合流した私もバタバタしながらも美味しく召し上がってもらえるように心を込めて準備しました。
かつて、あるご寺院さんから言われたことがあります。
「法要は時間調整もできるし、少しのミスもカバーすることができる。だけど食事の用意するのは、早くできても遅すぎてもダメ。数が合わないとかのミスをすぐにはカバーできない。だから1番法要の流れを把握してないといけないから大変だけどしっかりとね!」
表舞台には出ないけれども、集まった方々の大切な命を預かる役目、これからも色々な場面でお手伝いができたらなと思います。
ちなみに、「晋山式」のはしごはかなり疲れがピークに来てたようで、帰路に着いた途端睡魔が襲ってきて、すぐさま布団に倒れたことを報告して今回の文章を閉じます…。
(教化主事 西古孝志)