十三回忌(糸賀梅花主事)

梅花主事を拝命しております雲松寺の糸賀一峰でございます。

早いもので、来る3月14日に私の師匠でもあります祖父の13回忌を迎えます。

私の場合、先代の父が早くに遷化してしまった関係で、師匠を先々代の祖父になって頂いた経緯がありまして、父も祖父の弟子でしたので結果、父と兄弟弟子という形になってしまいました。

思い返せば、平成25年3月からの12年間色々とあったなぁと個人的に振り返っておるところでございます。その中でも記憶に焼き付いているのが…平成25年の3月14日に梅花流御詠歌の検定試験を受験しに宗務庁がある東京に着いた数時間後に訃報を聞いた時です。

祖父も2月の後半から入院をしておりましたが、高齢ではありましたが容態は安定しておりましたので検定を受けに上京していたのですが、そこで突然の訃報です。流石に焦ります。喪主を勤めねばならないのに、到着したばかりの出先で県外にいる訳ですから。

とはいえ、東京に検定を受けにいくのでお寺が留守になることも分かっていたので、事前に私の弟にお見舞いに来るという口実で、お寺(実家)に詰めてもらっていたので私が不在でも、外出先から色々と指示が出せたのが救いではありましたが…なるべく早くお寺に帰堂すべく帰りの飛行機を取り直したり、宗務庁の詠道課に連絡をして本来であれば受験順番は当日にしか判らないのですが、事情をお話して1番早い受験番号にして貰ったりと、翌日に検定を控えているのに、葬儀の段取りなどなどで気が気では無く、ほとんど復習も出来ずに検定に臨むことになってしまいました。

結果、早く帰らねばならんという気がそうさせてしまったのか、出来の良くないお唱えをしてしまい、この年は不合格となってしまいました。が…何事もなければ翌年は大丈夫ではなかろうかと、翌年に再度検定を受けまして、無事合格となった訳ですが…

毎年この時期になりますと東日本大震災とこの検定の事を思い出す今日この頃でございます。例年であればこの時期には東北の方に慰霊の為に出向いたりしていたのですが…今年は東京出張と相成りまして、こちらを書き上げてから出発と相成ります。

(梅花主事 糸賀一峰)

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