梅花主事を拝命しております雲松寺の糸賀一峰でございます。
当初は行く予定のなかった今回の大阪万博でございましたが…急遽行くこととなり、何とか入場チケットを入手して、10月1日に日帰り弾丸万博に行って参りました。当日朝の4時半過ぎにお寺を出て一路大阪へ…10時からの入場に間に合うように向かったのです。現地の指定された駐車場には9時過ぎに到着しましたが、そこからさらにタクシー移動で、入場ゲートには9時半着。そこから30分ほど入場待ちをしてほぼ10時に会場入りとなりました。閉幕まであと2週間ということもあって入場チケットも完売という状態でしたので、かなりの込み具合でありました。とはいえ、せっかく来たのですからあちこち回ってみようと歩き出すのですが…どこのパビリオンも長蛇の列でして…待ち時間が一時間以上が普通みたいな…ま、予想はしてはおりましたけれども、まさかここまでとは…ということで規模の大きな諸国のパビリオンは諦め、コモンズと呼ばれる小さな諸外国の集まったパビリオンへと。それだけでも充分に楽しませて頂けましたが、多分ですが一日では全体の何割も回れないですね…この広さと込み具合だと…
一応この日はオランダのパビリオンのイベントスペースで當山寺族が関係しているセレモニーがこの日に行われるということで、それに参加するということで弾丸万博ツアーを組んだ訳でして…
島根県奥出雲町中村にある廃寺・岩屋寺(いわやじ)にかつて門に安置されていた仁王像が事の始まりになる訳なんですけども… 以下 朝日新聞より抜粋
仁王像は、14世紀に造られたとされる身の丈約2メートルの木像。仁王門に2体立っていたが、戦後、岩屋寺が廃れていく中で流出。幾多の人の手を経た後、07年にアムステルダム国立美術館が購入し、13年から常設展示されている。
その仁王像を同美術館で見て、感銘を受けたのがオランダ人彫刻家のイェッケ・ファン・ローンさん。仁王像の数奇な運命を知って、15年に岩屋寺を訪問。地域の人たちが長年大切にしてきた仁王像の魂だけでも返したいと考え、オランダの伝統工芸「デルフトタイル」によって仁王像を再現するアートプロジェクトを思いついた。
そして18~19年、奥出雲町とアムステルダムで、住民計約400人が540枚に切り分けたタイルに描き、等身大の仁王像2体の前面・背面のタイル画計4枚を制作。町の施設などで保管されてきた。
鮮やかなデルフトブルーで描かれた仁王像は「ブルー仁王」と呼ばれ、21年から毎年奥出雲町で開催する日蘭文化交流イベント「Nioフェスティバル」で展示。今年10月1日には大阪・関西万博のオランダ館に出品し、オランダとの交流が年々深まっている。
ということで10月1日にオランダ館でのセレモニーに参加したのですが、当日はNHKさんも取材に訪れておられ…オンエアされた映像には私の坊主頭もチラッと映っているようです(笑)
にしても日帰り万博はさすがにしんどいですね…
(梅花主事 糸賀一峰)











