梅花主事を拝命しております雲松寺の糸賀一峰でございます。
気が付くと早7月になっておりまして梅雨真っ盛りでございますが、有り難い事に宗務所の私の自席の背後にクーラーが3月に追加設置されまして快適に業務をさせて頂いております。今までは既存のクーラーから一番遠い場所に自席がありましたので、涼しい風が中々に届かなく、既存の場所は所長さんの席に冷気が直撃する位置にあるのでむやみやたらと温度を下げる訳にもいかず…拝命一期目の夏は所内に居るのにも関わらず暑かった記憶ばかりです。さて、そんな暑い季節に差し掛かって参りますと我が家の息子たちも夏の虫さんたちに夢中になる季節でございまして…ご多分に漏れず虫取りに連れて行けと騒ぎ出します。夏の虫と言えば、そう…カブトムシとクワガタでございます。例年の事ですが、こちらを書き始めている6月頃からちょこちょことクワガタが現れ始めます。一匹二匹拾ってきたり捕ってきたりするともう子供らも騒ぎ出すのですが…昨年から越冬させたクワガタが既に10匹程いる上に、今年も捕まえて行くと…飼育ケースが幾つあっても足りなくなること請け合いです。更には我が家には昨年のカブトムシさんが生んでくださった卵から孵化した幼虫が既に約50匹、飼育ケースを幾つも占拠しておりますが、この方々も7月に入る頃にはサナギとなりやがて成虫となって飼育ケースの中に溢れ返ることも間違いなしですので…さて、この方々を一体誰が世話をするのでしょうか?となると…やはり私しか居りませんで…
まぁ、いきものを飼って世話するのは個人的に嫌いでは無いものの…他に金魚やら亀やらも居りますのでこれらに加えて虫さん達となるとなかなかお世話も大変です。その上に子供らに『犬飼いたい』と言われては…そのうち流石に手が回らなくなるでしょう…
有り難いことに當山は自然が豊かで山内の徒歩圏内でクワガタが捕れる木が、私が幼少の頃から現在に至り数本在るので子供らと散歩がてら散策に行くにはちょうど良いのですが、ピーク時には私の近所で同級生が所有しているクヌギ林に連れて行けとせがまれるのです。確かに私も小さい頃には朝から通ったもんですが…近年は夏の昼間に山歩き&虫探しに同行させられます…それはそれで結構体力的にキツイんですけど(汗)加齢のせいでしょうか…
ただ、子供達には虫とはいえ「いのち」がある生き物であって、その大切さを我が家の「いきものがかり」としては伝えてやらねばと思う今日この頃です。
(梅花主事 糸賀一峰)