今回は宗務所の庶務主事のお仕事について簡単にお話致します。庶務主事の仕事について、曹洞宗島根県第二宗務所のホームページには「宗務所における事務全般、連絡調整を担当します」と説明しています。一般的に「庶務」という言葉について調べてみますと、庶務(一般事務)電話応対、来客対応、伝票処理、小口金管理、ファイリング、書類・資料作成、データ入力…とオフィスの様々な業務を一手に引き受ける仕事とあります。あと、総務事務との違いは、総務が会社・組織全体の業務を行うのに対して、庶務は、各部門に所属し、その部門内の事務業務を担当します。とのことです。
仕事の内容としては、基本的にはほぼ変わらないと思いますが、その内容について一般の企業会社とは違う曹洞宗の事務所としての特徴があります。
曹洞宗島根県第二宗務所庶務主事の主な仕事の一つに曹洞宗宗務庁(曹洞宗の寺院を包括する法人を宗教法人「曹洞宗」といい、その事務所を曹洞宗宗務庁といいます)と島根県第二宗務所管内(島根県東部地域)寺院とのパイプ役があります。様々な申請書類、手続き等を整備し、やりとりを行います。例えば、初めてお坊さんとして登録するための申請から寺院住職になるための申請。住職、和尚さんがお亡くなりになったときの申請それに関わる手続き。お寺の役員の更新変更の届。お寺の財産の管理申請や届出。僧侶の修行、資格に関することなど他にも様々な申請、届出のやりとり、説明案内を行っております。
また、宗務所運営における事務局的な存在でもあります。宗務所予算、決算に関する業務、宗務所に関わりのある団体、組織との連絡調整、会議の準備、食事の手配等です。最近特に食事の手配についてはこだわりを思って仕事をしております。
宗務所役職員庶務主事として勤めさせていただいて、約1年が経過いたしました。自分自身まだまだ行き届かないところが多いと感じておりますが、歴代の庶務主事さんにできる限り追いつけるよう日々精進して参ります。(庶務主事 菊川清治)