「いずも曹洞宗青年会」が建設に携わったカンボジアの小学校への訪問計画を平成29年に控え、その下見として仲間と二人で一週間カンボジアに行ってきた旅行記の第2弾。今回は遺跡の紹介をしたいと思います。
カンボジアの遺跡で一番有名なのが「アンコール・ワット」ではないでしょうか。カンボジア国旗にも描かれているので間違いないと思います。
「ワット」とは「寺院」という意味で、いうなれば「アンコール寺院」とは皆がイメージできるあの建造物そのものになります。そのアンコール・ワットの他にもたくさんの遺跡建造物があり、それをアンコール遺跡群といって、カンボジアのアンコール時代頃に建造されたものになります。日本の奈良や京都のようなイメージです。アンコール・ワットは東大寺?のようなもの?(アンコール・ワット以外にも多くの遺跡があることすら私は知りませんでしたm(__)m)
日本からカンボジアに着いた翌朝、アンコール・ワットの御来光を拝みに行きました。日の出は6時半頃なのに、ホテルを5時に出発!そしてまず、アンコール遺跡群の入場パスを購入しました。パスには、1日券(20ドル)・3日券(40ドル)・7日券(60ドル)と3種類あって、私たちは3日券を購入しました。
そしていざアンコール・ワットへ!日の出前、もちろん街灯などもないので、真っ暗の中他の観光客の流れに乗って遺跡近くまで行きます。
日の出が近付き、その向こうにアンコール・ワットが浮かび上がります。
沢山の人がカメラを向けています。
近くのお店で朝食を取りながら、太陽が昇るのを待ちます。日が昇ると暗くてわかりにくかったアンコール・ワットの全体が見えてきます。
いざ!内部へと潜入します。
アンコール・ワットに限らず、アンコール遺跡のほとんどは、石と彫刻の織り成す遺跡美術館のようなもので、壁一面にあるレリーフといわれる壁画彫刻は神話を模したものが多くあり、また遺跡を飾るデバダー(女神)像の彫刻や、信仰の対象となる石仏等、とても美しい作品が各所に存在します。
アンコール・ワットは三層の回廊とその中心の中央祠堂からなっており、回廊はヒマラヤ連峰を、鋭い塔の中央祠堂は須弥山を現しているようです。
第三回廊から第一・第二回廊を望む
第三回廊・中央祠堂は入場制限があり、とても急な階段を登って第三回廊へと進みます。
日本も遺跡保存、修復に協力しています。
アンコール・ワットに限らず、日本のも含めた様々な史跡がそうであるように、心の真ん中にスウッと入り込み、身体の周りを取り囲んで歴史の中に引き込んでいくような迫力と柔らかさとが混ざり合ったオーラがありました。
次回、風と匂いと暑さと危険~カンボジア旅行記③~「自然との共存!時の流れに身をまかせ」
その他の遺跡をもう少しまとめて紹介したいと思います。 つづく